HIV検査のあれこれHIV検査のあれこれ

エイズ(HIV)検査とは?

エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因になるHIV(エイチ アイ ブイ=ヒト免疫不全ウィルス=エイズウィルス)に感染しているかどうかを調べる検査です。

もっともよく行われる検査は「抗体検査」。HIVに感染すると、ウィルスから体を守るための「抗体」ができますが、抗体検査では、HIVに対する抗体ができているかどうかを調べます。抗体があればHIV感染している(陽性)、なければ感染していない(陰性)ということになります。

 

検査にはいろんな種類があってよくわからないのですが?

通常検査(1週間後に結果がわかる検査)

検査を受けてから1週間後に結果が分かる検査は、「スクリーニング(HIVの抗体があるか、抗原があるかについてのふるい分け)検査」、及び「確認検査」という2段階の検査を実施してから結果を伝える検査です。結果を伝えるまでに1週間かかりますが、以下の即日検査よりも、正確な結果を得ることができます。

即日検査(検査を受けたその日に結果がわかる検査)

検査を受けた日に結果が分かる検査は、「スクリーニング検査」のみを行い、結果を伝えます。確認検査をしてから結果を伝える通常検査に比べ、HIVに感染していない(陰性)にも関わらず陽性結果が出る「偽陽性」の確率が約1.0%となり、偽陽性の結果が出た後は確認検査を行い、約1週間後にその結果を聞きに来る必要が出てきます。

NAT検査(核酸増幅検査)

感染の機会があってから11日~22日の間に受けると結果が出る検査です。抗体を調べるのではなく、遺伝子の中にHIVがいるかどうかを調べる検査で、検出できる時期が限られています。保健所などの無料匿名検査所で実施しておらず、医療機関での検査となります。ただ現在のところ、実施医療機関は少なく、一般的に普及している検査ではないため希望してどこででも受けられるというわけではありません。 

 

検査はどこで受ければいいの?

全国の保健所、医療機関で受けられます。

北海道内では、保健所、保健センター及び札幌中央区のHIV検査相談室サークルさっぽろでは「無料」「匿名」で受けられます。保健所はお住まいの地域でなくてもどこででも受けられます。医療機関では有料検査となります。 金額は5000円~10000円程度です。

即日検査、1週間後に結果がわかる検査等、検査所、医療機関によって異なりますので事前に電話等で確認されてからいくとよいでしょう。

北海道内で検査を受けられる場所についてはコチラ

 

いつ受ければいいの?

感染してから抗体ができるまでに、個人差はありますが、正しい結果を得るために、感染の機会があってから「3か月経過してから受ける」というのが目安になっています。

検査の方法によって受ける期間は違いますので、検査を受ける前に検査機関や医療機関に確認して下さい。

 

どんな検査なの?

5ml(ティースプーン一杯)ほどを採血し、血液検査を行います。

検査機関によっては、他の性感染症の検査もHIV検査と一緒に受けることができますので、性感染症の検査を希望する場合は、事前に確認してください。

 

 

受ける前の体調が検査結果に影響することはある? 

特にありません。前日のアルコール摂取、寝不足、風邪、生理中などが原因で検査結果に影響があるということはありません。

 

 

北海道内で検査できるところを教えて!

<無料・匿名検査>

北海道では、保健所、保健センター、HIV検査・相談室サークルさっぽろ におけるHIV検査は無料・匿名です。札幌市内、8区の保健センター及びサークルさっぽろでは、結果が1週間後にわかる「通常検査」、各管内の保健所では、その日に結果がわかる「即日(迅速)検査」を実施しています。いずれも予約が必要です。

→北海道内のHIV検査・相談一覧へ

 

<有料検査>

医療機関におけるHIV検査は有料です。金額は5000円~10000円程度です。内科、泌尿器科、婦人科等病院によって検査対応の科が異なりますので、受検前に一度直接医療機関に問い合わせください。
→北海道内のエイズ拠点病院一覧へ

エイズ検査が受けられる民間クリニックは以下の通りです

●医療法人社団吉尾産婦人科医院では30分で結果が出るエイズ抗体検査を実施

 011-511-5564  

●岩澤クリニックではHIVの即日検査を実施。

スケジュールは月、水、金の13:30〜、14:00〜で電話にて事前予約を受け付けております。

【費用は5250円(税込み)】011-613-6000